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「スプリンクラー設備の耐震措置等に関する調査検討会」(2014/11/06)

2014年11月6日

 

「スプリンクラー設備の耐震措置等に関する調査検討会」(事務局(一財)消防科学総合センター)概要

 

検討会の趣旨
消防庁伊藤専門官から先般の「予防行政のあり方検討会」で「スプリンクラー設備が設置される場合の耐震措置について具体的施工指針を作成すること」とされたが、本検討会での検討を踏まえたものにしたい旨の発言があり、事務局の冒頭のあいさつでも消防庁が目指していることに沿ったものにしたいとされた。

 

委員
座長を小林東京理科大学教授とする他、学識経験者に寺本東京理科大学名誉教授ら、消防機関は、消防庁他東京、札幌、千葉ら5本部が出席した。

 

議題と議事概要
① 調査検討計画
文系調査→指針方針の作成→現地調査→指針(案)の作成
消防庁の案では、対象を特定天井等に絞るようにされているが、特定天井にしている例は極めて稀であり、天井が落ちるような場合にどうするのかも検討すべきこととされた。

 

② 調査検討項目
各文献とその概要が示され
検討項目として、横引き配管、フレキシブル管継手、ヘッド取り付け、パッケージ型自動消火設備、その他とされた。
「建築設備耐震設計指針」の2014版が発行されており、これは、東日本大震災の揺れを踏まえたものとなっている旨委員から指摘があった。

 

③スプリンクラー設備の耐震措置指針案について
案(項目と簡単な内容のみ)が提出され次のような意見があった
・想定地震や対策の考え方として、建築設備耐震設計指針のSクラスで対応することとされた
・消防機関から指針では行政指導なので、指導が困難な場合が多いという意見が出された。
・設置届、完成検査の際のチェックの方法については、消防機関が対応できるよう簡便な方法で効果がある方法を事務局で検討することとされた。